2017.09.20
歯科衛生士の高山です。
今回は入れ歯の洗いかたについてお話しします。
高齢化になってきて入れ歯を使う方も増えてきているかと思います。また家族の介護で入れ歯を洗ってあげている方も少なくないかと思います。
入れ歯は歯ではないので虫歯や歯周病になることはないのですが、汚れが残ったままになると、細菌が増え、食事するときに細菌をそのまま飲み込むことになってしまいます。
なので入れ歯をキレイに保つことがとても大切です。
入れ歯は大きく分けて歯や歯茎のプラスチックの部分と、バネの金属の部分の二つに分けることができます。
プラスチックの部分は①噛む面の溝②歯と歯茎の境目③歯茎に触れる内側の部分に汚れがつきやすいです。
金属の部分はバネのまわりに汚れがとてもつきやすいです。
入れ歯を洗うとき、外してそのまま洗浄剤に入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
洗浄剤はあくまで消毒なので、入れ歯専用の歯ブラシを用意してもらって、必ず洗ってから浸けてあげるようにしてください。汚れが残ったままではせっかく洗浄剤につけても意味がありません。
また、安定剤を使っている方は、ブラシで洗ったりティッシュなどでしっかり拭き取るようにしてください。細菌が繁殖してしまいます!
洗い終わったあとに、昼間であれば太陽の光に当ててみて白い汚れがないか確認してみてください。
また、プラスチックの部分はどこをさわっても全面同じツルツル具合か確認してみてください。
お口の中の細菌を減らすことが健康へ繋がります!
お口の中の細菌が多いと今持っている病気を悪化させてしまったり、何か病気を誘発させてしまう原因にもなりかねません。
お口のなかは常にきれいな状態にしましょう!