2018.10.03
こんにちは!
今回は補助的清掃道具の1つであるデンタルフロスについてお話します。
まず、歯みがき=食べかすを取ると思っている人が多いですが、1番重要な事は歯垢(プラーク)をしっかりと除去する事です!
歯垢は食べかすでは無く「細菌の塊」です。
歯垢は口臭や虫歯の原因だけでなく、歯周病もどんどん悪化させます。また誤嚥性肺炎が心配な高齢者に対しても特に注意が必要です。
それらを予防するためには歯垢をいかに少なくできるかが重要になってきます。
ご自身の口腔ケアはどうですか?
歯ブラシのみでしょうか?それとも歯ブラシの他に何か使っている道具はありますか?
実は歯ブラシのみでは約60%くらいしか歯垢の除去ができません!
ですが、デンタルフロスと歯ブラシを併用した時には約20%もアップし、歯垢の除去効果は約80%以上まで向上します。
デンタルフロスには、ホルダータイプとロールタイプの2種類があります。
ホルダータイプはホルダーにフロスが取り付けられているもので、初めての方でも使いやすいタイプです。
これには、前歯に使いやすい「F字タイプ」と奥歯にも前歯にも使いやすい「Y字タイプ」があります。
ロールタイプは必要な長さのフロスを切り取り、指に巻きつけて使用するタイプです。清掃している歯の面の感覚が直接指に伝わるので操作性が良く、しかも経済的です。
デンタルフロスは自分の使いやすいものを選んでいただければいいのですが、初めての方や上手に使えないという方は、挿入しにくい奥歯に対しても使いやすいY字タイプがおすすめです。
デンタルフロスは慣れるまで大変かもしれませんが、なるべく歯を守るためには1日1回は使用しましょう!どうしてもできなかったり、わからないことがあれば歯科衛生士にご相談ください。