2017.01.19
こんにちは!歯科衛生士の宮本です。
毎日寒い日が続いていますね!
新年が明け、もう半月も経ちました!!
今回はワンタフトブラシ(ポイントブラシ)についてお話したいと思います。
ワンタフトブラシとは特殊な三角毛で毛先が一塊になっている歯ブラシのことです。
通常の歯ブラシでは届かない、磨き残しの多い場所に“ピンポイント”で清掃が可能です。
お口の中の歯垢が溜まりやすい場所=磨き残しの多い場所とは?
1.生えきっていない親知らず
親知らずがまだ完全に生えきっていない場合、他の歯に比べて頭の部分が低いため、歯ブラシだけでは歯垢を十分にかき取ることができません。この状態の歯を磨くには、コンパクトで操作しやすいワンタフトブラシが最適です。
2.歯並びの悪い場所
歯並びの悪さは審美的な問題だけでなく、ブラッシングの際にどうしても磨きにくさが生じてしまいます。ワンタフトブラシは構造上、歯並びが悪い場合でも、ブラシの毛先を歯に当てることが可能です。
3.矯正装置が付いている部分
歯の矯正治療は、「ブラケット」と呼ばれるワイヤーで固定した装置を歯に付けて歯並びの矯正を行います。
このブラケットを装着した歯の周辺は、歯ブラシでは磨きにくく、汚れも溜まりやすくなってしまいます。
矯正装置を歯に付けたあとは、虫歯の発生リスクに注意を払わなければいけません。装置を付けただけでリスクは4~5倍になるともいわれています。
4.歯の根元が露出した場所
歯の根元が露出した部分は、毛先の軟らかいタイプのワンタフトブラシで、やさしく磨いてあげましょう。
通常の歯ブラシで強く磨いてしまったり、歯磨き粉の研磨剤で傷つけてしまうことで、しみる原因を招いてしまいます。歯磨き粉は低研磨性の製品か、研磨剤が無配合の製品がおすすめです。
いかがでしたか?
虫歯や歯周病などの歯科疾患が世界で一番少ないのが、北欧のスウェーデンです。そのスウェーデンの人々が、毎日のオーラルケアに取り入れているアイテムがワンタフトブラシです。
日本ではあまり使われていませんが、特徴的な三角毛のブラシが効率良く歯垢を除去してくれるので、磨き残しを防ぎ、虫歯や歯周病の予防に効果を発揮してくれます。
樹モール歯科でも普通とやわらかめのワンタフトブラシが置いてあります。気になる方は歯科衛生士までご相談下さい!