2019.04.17
歯科衛生士の高山です。
今回は歯に良い食べ物についてお知らせします。
歯に良い食べ物
歯周病で歯石をとって、クリーニングもして歯肉から血も出なくなって良くなったけど、この状態を維持していくには、何か良い食べ物があるのか?
どのような食べ物をとれば虫歯、歯周病予防に効果があるのかを簡単に紹介します。
歯周病と虫歯の発症は、栄養素の偏り(例えば、お菓子、ご飯だけの食べ過ぎ)を表しています。
歯周病の方にオススメの食べ物
歯周病の方にオススメの食べ物歯周病は歯の表面の汚れからバイキンが血管に入り、歯肉が赤くなり炎症状態になります。そこで、歯科医院で歯の表面をクリーニングして細菌を取り除きます。しかし、歯肉は腫れてぷよぷよしたり、人によっては切れてしまってるような状態です。
炎症によって破壊された細胞をオメガ3脂肪酸を摂ることで修復することができます。
オメガ3脂肪酸とは、現代人にとってなくてはならないものと言っても過言ではないくらい貴重なもので、歯周病の進行を予防したり、血圧を下げる、ガンの発症や増殖を抑える、血栓ができるのを防ぐ などの効果があります!
どのようなものに含まれているのかというと、オリーブ油、ごま油、エゴマ(シソ)油、魚などに多く含まれています。調理も難しく考えず、日常のちょっとした工夫で補えます。
歯周病の方にオススメの食べ物
例えば、肉+野菜のゴマ油炒め、ステーキ+野菜サラダに植物油のドレッシング、オリーブ油を使用した料理を増やす など。魚(アジ、サンマ、サバ、かつお、まぐろ)に多く含まれているので、お刺身でも摂ることができます。
お魚を多く摂ることも、日本人の寿命が長くなっている一つの要因だと思います。 また、歯周病は歯肉が歯垢の中の細菌によって酸化ストレスをうけているので、予防には抗酸化物質を含む食品が有効です。果物や野菜、緑茶、ブラックコーヒー、赤ワインなどに多く含まれています。
虫歯の方にオススメの食べ物
虫歯は、3大栄養素の炭水化物を過剰に摂りすぎたことにより起こります。炭水化物は糖質+食物繊維で出来ています。
歯周病の方にオススメの食べ物のようにタンパク質:脂質:炭水化物の理想的な割合は2:2:6です。特に白米やパンは良く咬むと甘い感じがすると思います。それは糖質が多く含まれていて、たくさん食べると摂りすぎることになるので炭水化物の割合が多くなります。
みなさん食生活を見返してみてください。
野菜や肉類よりも、ご飯、パン、パスタなどを好んで食べる
お腹がすいていなくても食べてしまう
食べても2時間ぐらいするとまた食べたくなる
食後に甘いデザートを食べないと気がすまない
疲労感が強い
訳もなくイライラしたり、悲しくなったり、孤独や不安な気持ちになったりする
とゆうことありませんか?
そんな方は摂りすぎてる可能性が高いです。
虫歯でもお魚などのオメガ3脂肪酸を摂ることにより、全体の割合を保て虫歯になりにくくなります。
虫歯になるとわかっていても、あまいものをやめられない!そんな時には代用糖を上手に使ってみてはどうでしょうか?食後のコーヒーや紅茶に代用糖(白砂糖ではなく黒砂糖やはちみつなど)をいれてみるのもいいかもしれません。虫歯にならないわけではないですが、白砂糖よりかはなりにくいとされています。
食事だけでなく適度な運動、適度な休養もとても大切です。なかなか運動なんてできないよという方もおられると思います。簡単なことでいいんです。例えばエレベーターやエスカレータ-を使わず、階段にしたり速足で歩くなど。これだったら出来そうではないですか?
歯周病や虫歯は菌による感染症なので、自分の免疫力も大切になってきます。
どんな食べ物でも摂りすぎは良くなく、適量がいいわけで、「腹8分目」がどの食品にも当てはまると思います。 また、白米・パン・うどん・ラーメンなどに想像以上の糖質が含まれています。
健康的な生活をすることで、お口の中も身体も健康につながります。
生活習慣を見直してみてくださいね。