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衛生士ブログ-DH宮本


2016.11.02

​こんにちは!歯科衛生士の宮本です。

11月に入り寒さも増してきましたね(>_<)今年も残すところあと2カ月となりました。
今回は妊婦さんに知って頂きたいことをテーマにブログを書きます。
妊娠中は歯科治療ができないのではないかと心配している方も多いのではないでしょうか?

妊娠中の歯科治療であれば、安定期がお勧めです。妊娠中期(5ヶ月~8ヶ月)であればほとんどの方が問題なくできます。

出産後までそのままにすると、虫歯や歯周病を悪化させてしまうこともあります。

また、妊娠中に歯科治療をきちんとしておくことは胎児や生まれたお子さんにとってもメリットがあります。
☆妊婦中はむし歯が出来やすくなります。

妊娠すると唾液の量が減り、お口の中が酸性に傾くため虫歯が出来やすい環境になります。

また、つわりや食生活の変化によって歯磨きができないことも多く、出産後気づいたら虫歯がたくさんできてしまったということがあります。
☆妊娠中は歯茎が腫れたり出血しやすくなります。

この症状は妊婦さんの約半数以上にみられ、妊娠中期頃に一番多いようです。

つわりによる歯磨き不足も原因の一つですが、妊娠すると女性ホルモンが増えるため、歯周病の原因菌が増加して歯茎の炎症が起こりやすくなります。

歯周病は20代より30代後半を過ぎると、急に重症化する病気です。近年、出産される妊婦さんの多くはちょうどこの年代ですから特に注意が必要です。
☆重い歯周病は早産の原因につながります。

重い歯周病になると、歯茎で起こった炎症性の物質が血液を通して徐々に全身に広がります。そうすると子宮を収縮する物質の分泌がうながされ、本来の出産予定日よりも前に子宮収縮を引き起こしてしまい早産になると言われています。

歯周病のママが早産になるリスクは歯周病でない人の7.5倍とも言われており、この数字は早産の他の原因であるタバコやアルコール、高齢出産などに比較して、はるかに高い数字です。
☆出産後、むし歯菌は感染します。

虫歯は細菌が感染して起こる病気ですが、生まれたばかりの赤ちゃんのお口には虫歯菌はほとんどいません。

ではどこから虫歯菌はやってくるのでしょうか?

それは多くの場合、育児をするママのお口の中にいる虫歯菌が、赤ちゃんと同じ食器やコップ、お箸を使うことで感染してしまいます。

虫歯菌は歯が無いと定着しないため、ある程度歯がそろう1歳7ヶ月~2歳7ヶ月まで(「感染の窓」と言われています)が最も感染しやすい時期といわれています。

この時期を感染しないで乗り切れば、その後は虫歯になる率が下がるといわれています。

赤ちゃんにとってこの時期のママとのスキンシップは大変重要です。

赤ちゃんに気兼ねなく触れて育児を楽しむためにも、ママが早めに虫歯治療をしておきましょう。
最後に、最近の歯科医療では虫歯や歯周病ができてから治療するのではなく、できないように予防するという時代に入っています。

妊娠前から定期的にクリーニングを行い予防を行っていれば、妊娠中もそれほど虫歯ができることはありません。

樹モール歯科では半年に一度の検診とクリーニングをオススメしています。

とくに妊娠を希望している方は、その前に歯科検診を行いましょう!