川口駅東口徒歩4分の歯医者、土日診療の樹モール歯科です。痛くない(無痛)治療、口臭(歯周病)治療など

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衛生士ブログ-DH高山


2017.06.21

歯科衛生士の高山です。

今回はフッ素の安全性についてお話しします。
たまに患者さんから「フッ素は体によくないんじゃないの?」や、「子供の歯にぬって本当に安全なの?」などフッ素について聞かれることがあります。
では“フッ素”とはどのようなものなのでしょうか?

フッ素はミネラルの一種です。フッ素は、フッ素単体では存在することが難しく、通常フッ化ナトリウム、フッ化カルシウムなどなにか他の物質と結合して存在しています。フッ素と聞くと一番に思い浮かぶのは歯みがき粉だとおもいますが、実は自然界ではあらゆるところに存在しています。例えば、海水中には約1.3ppm含まれています。海中に住む魚介類や海草には2~10ppmのフッ素が含まれています。(ppmとはフッ素の単位です)

また乾燥したお茶の葉もフッ素を含みます。ほうれん草やいちごなどにも含まれています。知らないうちにフッ素を摂っていることになります。

歯科医療や虫歯予防の現場で使用されるフッ素も、もちろん単体ではなく安全性の高いフッ化物です。

フッ素入りの歯磨きや、デンタルリンス、マウスウォッシュなどと呼ばれている「洗口液」に用いられるフッ化物は、モノフルオロリン酸ナトリウムやフッ化ナトリウムなどが一般的かとおもいます。
結局フッ素は塗った方がいいのか、塗らない方がいいのかとゆうことになりますが、フッ素は「塗った方がいい」です!そして歯科医院で使用されているフッ素は「安全なもの」になります!
フッ素をぬることで、以下の4つのメリットがあります。
①エナメル質を強くする

②歯の再石灰化を促進する

③歯垢中の細菌に対する抗菌作用

④耐酸性の向上

具体的には、フッ化物イオンがカルシウムと結合して歯の表面に沈着すると、「脱灰」(歯の表面からミネラルが失われ、虫歯になりやすくなること)した部分に新たな結晶を作ってくれます。このため、歯の表面が滑らかになり、ホワイトニングなどとは違った意味で、歯に輝きや艶をもたらしてくれるという審美的なメリットも期待できます。
また、フッ化物が作るこの結晶は「フルオロアパタイト」というフッ化物を含んでおり、虫歯菌などが作り出す酸に強いため、エナメル質が「フッ化物が付着するまえよりも酸に強い=虫歯になりにくい」状態になります。

加えて、フッ化物には虫歯菌が作る酸の量を抑制する効果もあり、「歯を強くしながら虫歯菌の活動を抑える」という、2つの働きによって虫歯を予防してくれます。

当医院で行っているフッ化物歯面塗布では、比較的高濃度のフッ化物ジェルを使用します。このため、歯科医師や歯科衛生士といった専門家による施術が必要となります。
歯の発生期に過剰にフッ化物を摂取すると、「歯牙フッ素症」(斑状歯=歯に白色や褐色の斑点・しみなどが発生する症状)になる可能性が考えられます。
また、フッ素による中毒症状としては、下痢・腹痛などの症状が挙げられ、重篤な場合は低カルシウム血症や高カリウム血症などを引き起こす可能性もあります。
ただしこれは、フッ化物入りの洗口液を誤飲するなどして、体内に大量に取り入れた場合の話であり、通常の範囲内でフッ化物入りの歯磨き粉を使ったり、洗口液を使ったりしているような使い方の場合、安全性に問題はありません。
樹モール歯科では年齢にあった用量を使用しているので安心してください。