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衛生士ブログ-DH天野


2018.06.20

みなさまこんにちは、歯科衛生士の天野です。

今回は幼児期の歯みがきについてお話します。

個人差もありますが、乳歯が生えそろう時期というのは2才半~3才くらいです。乳歯列が完成してから6才臼歯が生えてきたり、下の前歯が抜けてきたりするまで2、3年あります。この時期はこの先の乳歯が抜けて永久歯が生えてくる、混合歯列期と比較すると非常にみがきやすい時期といえます。この時期から、食べたらみがく習慣をしっかり身につけましょう。

乳歯でむし歯になりやすい場所は歯と歯の間、歯と歯の境目、奥歯のかむ面です。お子さんにもみがいてもらいますが最後は大人が仕上げみがきをしてあげて下さい。時間がないからとお子さんにみがかせないで親がはじめからみがいてしまうとみがけない、みがかないお子さんに育ってしまうので要注意です。後々困ることのないように、本人にみがいてもらった後に仕上げみがきをして下さい。歯みがき粉もいろいろありますので選ぶのも楽しいですね。仕上げみがきの時は、はじめは、歯みがき粉はつけずに空みがきで1本ずつみがきます。お子さんに平な所に寝てもらって、上からしっかり、みがく歯を見るようにして下さい。右手でみがくのでしたら左手の人差し指で唇を広げるようにして、みがく歯をしっかり見て下さい。みがく順序や、回数も決めると良いでしょう。みがき残しが多い場所は下の歯でしたら奥歯の裏側、上の歯でしたら奥歯の表側です。この辺りにみがき残しがなければ他もきれいにみがけていそうです。

下の奥歯の裏側は、舌と歯の間に歯ブラシを歯の方向へ向けて細かく動かします。歯肉にも毛先が当たらないと歯と歯肉の境目がきれいになりません。力を入れるとその反動で舌が出てきたり、お子さんが嫌がったりするので要注意です。毛先が歯肉に当たっている時は、かむ面などはみがけませんので、かむ面等は、後からみがくようにしましょう。
上の奥歯の表側は、お口を半開きにしてもらい、人差し指で唇を広げるようにして歯にしっかり毛先を当ててみがいて下さい。お口を大きく開けてしまうと歯ブラシが奥歯に当たらないで閉め出されるようになりますから、お口を半開きにしてもらうのが良いでしょう。この2か所は意識みがかないとみがけない場所です。油断するとみがき残しが大量に付着してしまい歯ブラシを当てても当てても汚れが取れずに歯肉が出血してしまうので毎回しっかりチェックしましょう。

幼児期からみがく習慣があれば歯のことで痛むことも少ないと思います。
楽しく食べて楽しくみがきましょう。