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衛生士ブログ-DH天野


2019.05.15

こんにちは! 歯科衛生士の天野です。今回はマウスピースについてお話します。

寝ている時に歯ぎしりやくいしばりをしていることはありませんか?寝ていて歯が痛くて起きたり、朝起きた時に歯に痛みを感じたりする方は日中の起きている時でも強くかんでいることがあるようです。また、口を開けた時に音が鳴ったり、顎に痛みを感じたりします。そのような症状を顎関節症といいます。それらは、無意識の状態で行っていますので、ご自分でも気がつくまでに時間がかかります。口の中は、どうなっているかといいますと、歯の表面がすり減ってくぼんでいたり、歯と歯肉の境目の歯の部分が楔状に削れて知覚過敏を起こしたり、歯の周りの骨が盛り上がったりしています。また、舌の側面や頬粘膜に歯型の圧痕がみられます。それらを予防するのがマウスピースです。上の歯型を採ることでご自分にあったマウスピースを作ることができます。上の歯と下の歯の間に1枚入ることで予防になり、上の歯だけに入れます。

作るのには保険が効きます。保険を使って作ると半年にひとつしか作れません。厚さは、1㎜、1,5㎜ 、2㎜ が選べます。マウスピースを入れた方が歯や顎にとっては良くても寝つきの悪い方は更に悪くなる方もいますが、マウスピースがないと寝られないという方もいます。いずれにしても、初めは1番薄い、1㎜からお試しいただいています。歯ぎしり等が進んできますと歯が欠けてきたり、亀裂が入ったりします。最悪、歯を抜くことになる方もいます。そうならないためにマウスピースをおすすめします。歯が削れるかわりにマウスピースが削れます。
無意識の状態ではマウスピースを使って予防しますが、意識してできることといいますと、自分で食べるものです。くいしばりのある方はとかく、硬い食べものがお好きです。おせんべいを丸ごとがぶりとかむのではなく、小さくしてから口に入れる等、食べ方の工夫が必要です。少しでも使ってみたいという思いがないと作っても使わなくなってしまう方もいますので、よく考えて下さい。でも後から、あの時入れておけば良かったなと後悔もしていただきたくないとも思います。またわからないこと等ありましたらいつでも聞いて下さいね。

お待ちしております。